値段が下がらない不思議な仕組み

2011年8月5日金曜日

お金 コーポラQ&A コーポラ参加 減額検討 設計

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ここの記事のときに少し話題にしたやすい材料・製品を
使っているのに値段が下がらないどころかあがってしまう
不思議な現象。勿論からくりがあります。
(当然ですが画像はいっさい関係ありません)



減額見積もりをするために一生懸命いろんなメーカをみて、
少しでも自分たちが気に入るもので値段が下がるものが
ないかという活動を日々続けてきました。

で、結論ですが、圧倒的に安いものは多少下がるが
そこまで劇的に下がるものは少ない、というもの。

たとえば前回話した名古屋モザイクのタイルです。
下の階のタイルをINAXから変更しして少しでも
値段を下げようとしても値段は逆にあがるしまつ。

製品単価は確実にやすいのです、そしてタイル
であれば施工費も基本的には変わらないはずです。

それでは何が違うのか?

それは「商社」の存在です。

そもそもなぜ名古屋モザイクが安いのかというと
直輸入していてそれを卸販売しているからです。
つまり間に中間マージンが取られる事もなく、
売り手買い手が両方とも幸せになれる制度です。

ですが施行会社(多分大きくなればなるほどその傾向が)が
この手の会社を嫌がります。

なぜかというと取り次ぎをしてくれる会社がないので、
自分たちが色々と手配をしなくてはいけないのと、
何か製品に問題があった場合(現場でこわしたり
なんなりのことだと思います)保証がされないとのことで、
嫌がるのだともいます。

それに対してINAXなどの大手の製品はこれらを取り扱う
会社が有るので何かあっても問題がないのです。

で、嫌だけど施主から言われてしまった施行会社はどうするかと
いうと無理矢理商社をかます事となります。

間に会社を入れて購入させることで何か会ったときの保証は
その会社にまかせます。しかし当然その分のお金はかかるわけで
その分の上乗せをされてしまうのです。

これはフローリングでも同じでした。
設計士は施行代入れても平米単価1万強だと思っていたフローリングが
1.5万弱になっていたりしてなんども痛感しました。

結局極端に安いメーカは上記のように直販なので、
結局間にかまされ中間コストが響きやすい製品なのに
高い製品より結局高くなるというわけのわからない状況になります。
コーポラでも人気のある洋バスのカルディバイを販売している
大洋金物も同じ対応でした。

ただ製品自体は何か問題があればメーカが対応するはずで、
現場で何かあったときって、それは施行会社が責任持つはずで
そのためのコストをなぜか施主に持たせるのもおかしい気がします。

何か勘違いしている事もあるかもしれませんので、
間違いがあればご指摘ください。

今回の減額案で納得がいかなかったものの一つです。

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