消える固定金利

2011年2月10日木曜日

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ローンが気になる近頃

興味を引く記事がありました。


メガバンクから消える「固定金利」 格下げで増す住宅ローンの危険度


背景にあるのは、元来、固定型の補完的なローンであった「変動金利型」の急増。5年前まで新規の住宅ローン全体に占める割合は2~3割程度だった変動型だが、いまやメガバンク3行とも9割を超えている。なかには96%に達するメガバンクもあり、固定型の割合は1割を切っているのだ。

変動金利は、各行の短期プライムレート(短プラ)を基準に決まる。この短プラは日本銀行が決定する政策金利に連動するが、2008年後半、この政策金利が2度にわたって、0.2%ずつ引き下げられた。この結果、メガバンクの変動金利は一気に1%を切る水準まで下がり、小幅な低下にとどまった固定型と比べた割安感から、変動型を選ぶ割合が逆転した。

その後も、法人向けの貸し出しが伸び悩み、増え続ける預金の運用先に困ったメガバンクは、安定した需要の見込める住宅ローンをめぐり、金利引き下げの過当競争を繰り広げてきた。

前々から言われていましたが、
現在はほとんどが変動金利に移行しているようです。
たしかに2~4%と1%を切るとなると大分違いますからね。

この背景には銀行や販売会社の思惑も有るようです。

住宅ローンの利用者の多くは、販売業者を経由してローンを組む。販売業者は当面の返済額を低く設定でき、より売りやすい変動型で販売する傾向が強い。利用者も目先の金利の低さから変動型に飛びついた格好だ。

つまり、変動型への偏重は、住宅を売りたい販売業者、運用先を確保したいメガバンク、目先の返済額を低く抑えたい利用者──という三者の思惑が一致した帰結でもあった。

ただ記事では安易に変動金利に飛びつく現状に
警鐘を鳴らしています。

ただ、固定型が将来の金利上昇リスクを避ける「保険」とするならば、変動型は金利リスクを取る一種の「博打」ともいえる。

メガバンクの住宅ローン担当者も「5年先を読むことすら難しいのに、9割超が変動型を選ぶ現状はあまりにも歪だ」と認める。
実際、1990年代初めには、変動金利が8%前後にまで上昇していた局面もある。

変動金利の上昇リスクに対しては、「変動金利が上昇する前に、固定金利型のローンに切り替えればいい」との楽観的な考えがあるのも確かだ。

しかし、そもそも変動金利は政策金利に連動し、固定金利は、政策金利の先行きを織り込んだ長期金利に連動する。住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーの深田晶恵氏は「長期金利は政策金利に先行して上昇するため、現実的には難しい」と警鐘を鳴らす。

米格付け会社が折しも、1月に決定した日本国債の格下げは、長期金利の上昇(国債価格の下落)を引き起こしかねず、歪な“変動傾斜”がリスクとして顕在化してきた。

もちろん、金利の先安感は依然強く、すぐに上昇する危険性は低いが、いったん国債が暴落すれば、真っ先に被害を受けるのは、変動型の利用者であることだけは間違いない。

このように記載されていますが、たしかに変動金利を
選びたくなる気持ちもわかるのですが、正直急な金利上昇
は怖いですよ。

ここ数年は変動金利は1%切っていますが、これが30年以上も
続くとは流石に思えません。

5年や10年で返せる人なら変動金利で良いのでしょうけどね。
私もできれば10~15年ほどで返せるように計画したいのですが、
それでも変動金利をすべてっと言うのは少しリスクが大きいきがします。

かならず予定通りに払えるわけでもないですしね。

固定にするのはきっと保険なのでしょうけど、
この保険にどれくらまでお金をかけれるかどうか
っというところだと思います。

一生を左右することだけにしっかり考えたいと思います。

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